【迎える空間、その想い #2】人を大切にするために、合理的な仕組みを選ぶ

「迎える空間、その想い」では、企業や施設が人を迎える空間に込めた想いを、Bamboo SALAがどのように装花として表現しているのか、代表・湯澤悦子の視点でご紹介します。
 

#1~#4では、東京・表参道に日本第一号店を開業した「Atelier Kogao Tokyo」での空間装花を例に、お話します。

目次

#2 人を大切にするために、合理的な仕組みを選ぶ

開業前の綿密な準備

Atelier Kogao Tokyoは、小顔ケアと肌管理を一つの場所で提供する東京・表参道のサロンです。

専門性を伴うサービスだからこそ、確かな技術とともに、接客、衛生、内装、そこで過ごす時間のすべてに、それにふさわしい品質が求められます。

私が開業準備中のサロンを訪れた際、室内ではオーナーとスタッフによる細部にわたる確認と調整が続いていました。例えば、インターネットの小さな通信機器一つの色についても、空間の色調と合わないのではないかと、解決策を検討されていました。

スタッフが施術に注力するための判断

大曽根氏は、スタッフの採用と教育にも妥協せず、Atelier Kogaoが大切にする技術とホスピタリティを、東京店でどのように実現するかを考え続けていました。

「スタッフには、花の世話ではなく、お客様に向き合う時間を大切にしてほしいという思いがありました」

オーナーである大曽根氏は、シンガポールを拠点としています。東京店に常駐できないなか、状態の変化に応じた植物の管理をスタッフだけに任せることは、負担になると判断されました。

また、施術動線を妨げないこと、水滴や葉が床に落ちないこと、通路際や視線が集まる場所に安全に配置できることも、重要な条件でした。

管理、衛生、動線、長期的な運用コスト。そのすべてを考えた結果、アーティフィシャルフラワーによる定期装花が選ばれました。

「いつ見ても美しい状態を保てることが、大きな安心感につながっています。管理の手間がない分、スタッフも本来の業務に集中できますし、衛生面でも安心です。また、枯れる心配がないので、長期的なコストの見通しも立てやすくなりました」

美しい空間を維持しながら、スタッフは本来向き合うべきお客様に心を注ぐことができる。

人を大切にするために、合理的な仕組みを選ぶ。そこに私は、大曽根氏の経営者としての知性と、人への愛情を感じました。

#3へ続く
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大曽根 貴子 氏
Atelier Kogao代表。Honest Capital合同会社代表社員。シンガポール勅許会計士、日英バイリンガル税理士。シンガポールで会計事務所および美容・ライフスタイル関連事業を展開する。(詳しくは#1へ

表参道の美容サロンのアーティフィシャルフラワーによる装花

この記事を書いた人

Etsuko Yuzawa
株式会社バンブーサラ代表/フラワーデザイナー。一級フラワー装飾技能士(国家資格)。「静と動の余白を愉しむラグジュアリー」をコンセプトに、企業や施設の空間装花を手がける。

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