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先月のことでしたが、お中元のお礼としてのお花をお作りさせていただいたことがありました。

横長で背丈の低いアレンジは、小ぶりでも印象的で、飾りやすいように思います。企業の社長様宛てでしたが、社長室が華やかになるようにと、ピンク色でお作りさせていただきました。

箱に入れて宅配便で。

全てプリザーブドフラワーと天然の実でお作りしています。

後日、お受け取りくださった社長様に、たまたま、直接お目にかかる機会がありました。制作者の私に

「ちょうど飼っていた犬が死んでしまって、家に持ち帰って犬の写真の横に置いている。ちょうど良かった」とお話くださった目が、とてもお優しいものでした。

犬を飼っていた経験が私にもあります。犬は、飼い主にとって、我が子のように可愛く尊く、いつまでも傍に居たい、大切な存在。

大事な、そして身近なプライベートの場所に置いてくださったというお話により、初対面の私の緊張が解ける気が致しました。

お供えの花と知っていたなら、もしかしたら、もっと淡い、少し寂し気なお色でお作りしていたかもしれません。

でも、私自身が昔可愛がっていた犬のことを思い出すと、たとえこの世にいなくなったとしても、ただただ可愛いペットには、愛らしいものばかりで囲んでいてあげたいと、そんな気持ちになります。

お受け取りくださった社長様のお気遣いに、感謝しております。